TMER(NPO法人つくば臨床検査教育・研究センター)について
活動の目的
 臨床検査および検査結果は、疾病の治療方針の確定、選択、予後の推定を行ううえで必要不可欠なものとなっています。特に、地域の医療関係機関が連携して、地域全体で県民に良質な医療サービスを提供しようとする場合、臨床検査にかかる技術・精度の向上はそのまま、県民ならびに国民が受ける医療の質の向上につながっています。
 本センターは、筑波大学附属病院検査部の協力を得て、オープンで総合的な臨床検査の教育研修・研究の支援活動を計画し、広く地域および全国の臨床検査技師の職能向上という形で還元することを目的としています。本活動の賛同者と連携を深め、相互に協力及び交流ができるネットワークを形成することで、大学の教員のみならず、個別の活動では十分に活かしきれない、地域に分散する教育スタッフの活動や能力を相互に発揮できる仕組みづくりを目指します。さらに、教育内容を充実・発展させ、各種認定・資格取得支援等の生涯教育活動ならびに臨床検査にとどまらない医療科学分野の研究活動支援を行います。



本事業が目指すもの
 本事業は、筑波大学附属病院と株式会社LSIメディエンス(旧 三菱化学メディエンス株式会社)が協働体制を取ることにより、臨床検査技師育成における実地研修の場と生涯教育の場を地域に提供し、地域医療の向上・発展に貢献する画期的な事業です。
 本事業により、環境変化に適応する新たな秩序とモデル事業を創設し、新たな臨床検査の推進を実践していきます。正確で迅速な検査研究等の選択と企画を行い、臨床検査技師が医療現場をリードし、チーム医療に貢献しながら、連携と協調による共同体の実現を目指しています。